「舌に歯型がつくのですが、これって何か良くないですかね?」ご質問をいただきました。
こんな感じかな?
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舌の端に、ギザギザした歯型がつき、全体的に、舌が“ボテ”っとしています。この方の場合、特に体の調子が悪くなると、舌がむくんでいるように、口の中で重く感じるそうです。
これは、漢方の世界では、俗にいう、歯痕舌(しぜつこん)っていう舌の状態ですね。昔から、舌は体の状態を表すため、漢方だけじゃなく、病院でもよく観察される場所の一つです。ぜひぜひ、いい機会ですので、自分の舌をチェックする習慣をつけて頂き、自分の体質・体調を知っておきましょう!
結構、この舌の状態で、おススメのダイエット法、逆にやってはいけないダイエット法もあるんですよ。ご参考にしてください。
話がズレましたが、この歯痕舌のとき、カラダはどんな状態になっているかっていうと、簡単にいうと、“むくんでいる状態” です。体に水分が過剰に存在しているため、舌もむくんで、隣接している歯の跡がつき、ボテっとした状態になります。
さて、ここで知っておいてほしいのが、「なぜ、歯痕舌になったのか?」です。
“むくむ”っていうことは、簡単に言うと、水分の飲みすぎか or 体の水分代謝が悪いか ってことになります。
もし、単に水を飲みすぎでなられているなら、控えればいい話です。これは、男性に多いですね。お酒飲みすぎた翌朝の舌は、だいたい歯痕舌になっています。飲みすぎです(笑) だから、飲みすぎなければ、なりません。
しかし、そうではなく、水分代謝が悪い方でしたら、水分代謝をあげなけばなりません。では、「なぜ水分代謝が悪くなったのでしょうか?」
代表的な原因 ベスト3です。
1.冷え性
2.甘い物食べ過ぎ
3.ストレス
です。
歯痕舌は、もともと、漢方でいう、“気虚”といって、気が少ない人、代謝が悪い、エネルギーが弱い人・・・もっというと、胃腸系が弱い、冷えている人になりやすい舌です。
代謝が悪いがゆえに、水が入っても、外に排出できず、むくむわけです。だから、男性より、女性の方が多い舌です。
ですので、このタイプにおススメではない代表的なダイエット法は、“水飲みダイエット”ですね。水が過剰しているわけですから、余計水飲んでもダメでしょ^^;
また、カラダを冷やしがちな果物・野菜を多く食べる、バナナダイエット、キャベツダイエット、単品のバッカリ食べは、あまりおススメできません。
あと、このタイプは、ストレスを必ず持っています。だから、甘いものはやめれません。ゆえに、糖質制限型ダイエットは、やっても、おそらく長続きしないでしょう。というか、ストレスで爆発しやすいです。
体が冷え、水がたまり、ストレスが絡んでいるので、まず、カラダを温めることが何より大事です。お水を飲むなら、白湯ですよね。
ここら辺は、こちらを参考に→体を冷やしてしまうもの
そして、何よりこういうタイプに一番合っているのが、“運動”です。もし、できないなら、毎日の半身浴を習慣づけてみてください。そして、カラダを温める食事をすること!“お味噌汁”ですね!
こういうタイプは、塩分が多いからむくむのではなく、少ないからむくむんです。毎朝のお味噌汁、玄米もおススメですよ。よく噛んで、胃腸の動きをよくすることで、水分代謝もよくなります。
ぜひぜひ、お試しください~